遠隔ができる(かも?)というところまで来たので、遠隔でレイキしたかった人にレイキを送り始めている。
11離れた妹も、その一人。(あ、妹の誕生日が来たから、今は10違いか。)
この子は運の強い子で。
生まれた時は仮死状態で、母は、「これだけ姉妹がいれば一人くらいこういうことがあってもしかたないだろう」と覚悟したそうだが、先生が人工呼吸をして息を吹き返した。
父は、ありったけの名付けの本を買ってきて、そのすべてに共通して「吉」とされる名前を、この子につけた。
幸いこの妹は、特に傷害も残らず、明るくて気持ちの前向きな子に育った。
小学校低学年の頃、微熱が続き、何度も痛い検査をして、若年性リューマチだということがわかったが、
おっとりしているが、人を笑わせたりする面白い子なので、身体に故障があるとは、言われてもわからない。
でも、雨の日や、疲れがたまると、一晩中、痛みを紛らわせるためにお風呂に浸かっていたりとか、母が腕や足を揉んで過ごしたりとか、何日も寝込んだりとか、そういう日もあった。
それでも、たとえ前の晩までうなっていても、デートの朝になると、元気いっぱいになって、颯爽と出かけていく子だった。
(気持ちが大切なんだなぁ・・・)と、何度も、年下の妹に教わる思いだった。
お互いに結婚して子供を持ち、子供の頃のように頻繁に会うこともなくなったが、レイキのレベル1を受ける前に、この妹とご飯を食べたことがあった。
そのとき妹は、手首が腫れて、痛みで、携帯のメールも打ちにくそうな様子だった。
私は、子供の頃と同じ感覚を味わっていた。
「なにもしてあげられない」という感覚・・・
誤解して欲しくないのだが、自分が上で相手に施してやろうというような感覚ではない。
姉妹というのは、ある意味、自分そのものなのだ。
自分の痛みなのだ。
それを、どうしてあげることもできない。
小さい妹が一人で痛がっているのに何もしてあげられない無力さ。
私よりも、母の方がもっと辛かっただろうと思う。
レイキをできるようになってから、ああ、これで妹が痛い時に、少なくともレイキすることができる、と思ったのだった。
妹の痛みを気休めでなく温めることができる。
妹にしたら「余計なお世話」と思うかもしれない。
でも、これが血を分けた肉親というものなのだ。そして、(たとえ余計なことであっても)自分では気力の沸かないことを代わりに沸いてやるのも、実の姉妹だからこそなのだ。
リューマチは原因不明の病気。
だからこそ、妹も、気持ちの持ちようで、デートの日には元気になれたのだろう。
今は骨の変形が始まっているそうだが、それがまだ固まっていないのなら、また戻す可能性だってあるはずだ。
少なくとも進行を止めたり遅らせることはできるはず。
痛みが消え、骨の変形が元に戻ったというアファメーションで、脳を勘違いさせれば、細胞もそのアファメーションを現実化しようと活発に動き出す。
レイキが、その自然治癒力を爆発的に高めることができると思う。