しかしそれ以降も、どうも気になる凡人の母。
中間テストの勉強の小休止に、娘にまた、尋ねてみた。
「今日はハイヤーセルフと話した?」
「したよー」
「何をお話したの?」
「単語テストの答、教えてもらった。でも、間違ってた。」
「???」
詳細はこうである。
今日の単語テストで、どうしても一問わからないのがあって、音すら思い出せない。
すると、またいつものようにボワボワボワ~~~と浮かんできたから、
それを書いたのだが、間違っていた、というのである。
「’奇妙な’=strangeなのに、strangerて浮かんできた」と娘は言う。
うわ(笑)惜しかったね。
でも、しょうがないのである。だいたいテストは自力でするものだ。
が、それはそれとして、そもそも娘のハイヤーセルフは、英語を間違ってもおかしくない。
なぜならその人は、日本人らしいのだ。
なぜそう思うのかというと・・・・
・・・話は、この少し前にさかのぼる。
その時も、勉強小休止中の娘に、私とパートナーは、あることを尋ねていたのだった。
私は娘に尋ねた。
「ね。ハイヤーセルフに名前聞いてみたら?」
聞いておいてなんですが、当然何の期待もしていなかった。
ところが、なのである。
娘は一瞬目を閉じたと思ったら、すぐに目を開けた。
そして答えた。
「イトウタダカツ!」
「???」
なんで答えるの?つか、なんでわかるの!?
そもそも、そういう冗談を言う子ではない。
「え・・・じゃあ、トシは?」
すると、またしても瞬時に、目を閉じたと思ったらすぐに開けて、
「33歳!」
「・・・なんでわかるの・・・」
「なんでわかるのかはわからない。浮かんでくるの」
「えええ?じゃあ、何年うまれ?」
落ちついてしかし瞬時に娘は答える。
「1963年!」
(うわー。私より下かい・・・・)←あ~トシ、バレるし(笑)
まさか答えるとは思ってもいなかったので、すごく驚いた私。
「1963年、昭和38年生まれで今33歳のわけないから、亡くなった時の年齢なのかな?
それともなんなんだろう??そもそもハイヤーセルフに名前があっていいの?
ままさか、キツネでは!!(謎)
それとも、本当のことを言うつもりはなくて、単にデマカセ??」
などと、無知な凡人の愚問が湧いてきた。
それが娘を不安がらせてしまったらしい。
「あれ・・じゃあ、わたし、本当は、お話してないのかな・・・?」なんてつぶやかせてしまった。
いや、そういうつもりで言ったんじゃないよ。
う~わたしが悪いです。
もう、あまり興味本位に根掘り葉掘りは尋ねないようにしよう。。。。。
とにかく、娘が幼い頃から彼女とともにいてくれた、メガネをかけて、スーツを着てきちんとした感じの、30歳くらいの先生っぽい男性は、1963年生まれのイトウタダカツさん(33歳)ということが、わかったのだった。
それ以来、私もパートナーも、昔の娘のエピソードで、どうしてもわからなかったことも、「あ~じゃああれはイトウさんが・・・」と納得して話すことが、よくある・・・・